IT技術の変化

皆さんこんにちは!

スティーブ・ジョブズ(アップル社の共同設立者の一人)の言葉を紹介します。

Every once in a while, a revolutionary product comes along that changes everything. It’s very fortunate if you can work on just one of these in your career.
時々、画期的な製品が登場して全てを変えてしまう。あなたのキャリアの中でこのような製品の1つだけにでも取り組むことが出来れば、それは非常に幸運なことだ。
スティーブン・ポール・“スティーブ”・ジョブズ(Steven Paul “Steve” Jobs)

IT技術の変化を34年程前の社内報の投稿記事を通じてみてみたいと思う。

1987年11月当時、私は米国化粧品会社の日本法人でマーケティング部門で管理職をしていた。

日本法人の従業員数は、1,800人、売上高400億円超の企業であった。

その会社には社内報があり、何か原稿を書いてくれないかとの依頼があり、引き受けた。

何を書こうかと迷ったが、当時「パソコン通信」というものが全盛期でこれを題材に、物語風に書いてみようと思い立ったのがこれから紹介する記事である。

「ヴァイオリン・ソナタの午後。朝霧の窓にしのびよるころ。

私は、久し振りに日曜日の午後を自分のさきやかな書斎でヴァイオリンの巨匠、ヘンリック・シェリングとピアノの巨匠、イングリット・ヘブラーとが奏でるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.454と戯れていた。それは、なんとも言えない優美な品のよい旋律をもって語りかけてくる魅惑的な世界である。

ソナタが第二楽章を奏で始めた頃、突然デスクの側にあるパソコンのプリンタがカタカタと音を立ててあるメッセージを打ち始めた。しばらくするとプリンタは、すべてのメッセージを打ち終えた。私は、それを手に取って読み始めた。

メッセージは、マサチューセッツでバイオ・テクノロジーの会社を経営している米国人のマイクからであった。近々、パソコン通信ネットワークを使って国際経済問題に関するカンファレンスを開催するので参加しないかとのことであった。このカンファレンスには、世界各国のビジネスマンや学者達が参加するということである。

パソコン通信は、複数のパソコンを公衆回線(電話回線)で結び時間と空間とを飛び越えて様々なコミュニケーションの輪を広げることのできる新しい時代のコミュニケーション形体である。アメリカは、その先駆的役割を担っており、日本も数年前から活発に行われ始めている。

私は、3年程前からこれを行っており、国内・海外の様々な方々とコミュニケーションの輪を広げている。今後、益々その輪を広げて行きたいと思う。

私は、マイクからの国際経済問題に関するカンファレンスの誘いを受けようと思う。既知の人々との再会、未知の人々との出会、そこで論議される国際経済問題、その様なことに想いを馳せながらパソコンのキーボードに向かってマイクに返信のメッセージを打ち始めた。

モーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、アレグレットのロンドで書かれている晴れやかで、喜ばしげな終楽章を奏でていた。」

2021年の今、当時からのIT技術の変化は、目を見張るものがある。その技術進歩の恩恵を私たちは受けている。

前述の社内報記事当時の通信速度は、今と比較するととてつもなく遅く、文字情報でのやり取りであった。アメリカ本社にデータを送信するときには、電話回線で送っていた。途中で通信状態が悪いと回線が落ちてしまい再度やり直しであった。

今は、音声も動画も、ほぼリアルタイムで送受信でき、実際にあって話をしているかのようにネット上で顔を見ながら話やセミナー、多数の人と同時にコミュニケーションができるようになった。

特に、COVID-19のパンディミックで移動が制限され、直接会うことが制約されていいる状況で、Zoomに代表されるオンラインビデオミーティングや商談会、ピッチイベントなど急速に仕事のあり方やライフスタイルが変化している。

IT技術発展での社会環境変化にどう適応していくか、未来はどの様になるのか。

どんなに技術発展しようが大切なのは、人が基本になければならないと思う。

改めて過去の歴史と古今東西の哲学に学ぶことはこれからの道しるべをえるために必要と確信する。

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投稿者プロフィール

市村 修一
市村 修一
【略 歴】
茨城県生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。
日米欧の企業、主に外資系企業でCFO、代表取締役社長を経験し、経営全般、経営戦略策定、人事、組織開発に深く関わる。その経験を活かし、激動の時代に卓越した人財の育成、組織開発の必要性が急務と痛感し独立。「創造・挑戦・変化」をキーワードに、日本企業、外資系企業と、幅広く人財・組織開発コンサルタントとして、特に、上級管理職育成、経営戦略策定、組織開発などの分野で研修、コンサルティング、講演活動等で活躍。

2005年11月、 約10年連れ添った最愛の妻をがんで5年間の闘病の後亡くす。長年実践研究を妻とともにしてきた「いきるとは?」「人間学」「レジリエンス」「グリーフケア」をさらに学際的に実践研究を推し進め、多数の素晴らしい成果が生まれてきた。
この成果を社会に還元し全ての人がIKIGAIをもって各自の人生を歩み、よりよい社会づくに貢献するために本事業を立ち上げる決意をする。

2021年4月20日 株式会社レジクスレイ設立 創業者兼CEOに就任

【専門領域】
●組織文化・風土改革  ●人材・組織開発、キャリア開発
●グローバル人財育成  ●異文化理解
●東洋哲学・思想(人間学、経営哲学、経営戦略) ●グリーフケア
●レジリエンス(精神的回復力)
【主な論文/プレス発表】
「仕事と脳力開発-挫折また挫折そして希望へ-」(城野経済研究所)
「英語教育と脳力開発-受験直前一ヶ月前の戦略・戦術」(城野経済研究所)
「国際派就職ガイド」(三修社)
「セミナーニュース(私立幼稚園を支援する)」(日本経営教育研究所)

研修・コンサルティング・講演実績

【主な研修実績】

グローバルビジネスコミュニケーションスキルアップ ●リーダーシップ ●コーチング●ファシリテーション ●ディベート ●プレゼンテーション ●問題解決
グローバルキャリアモデル構築と実践 ●キャリア・デザインセミナー ●創造性開発 ●情報収集分析 ●プロジェクトマネジメント研修他

※上記、いずれもファシリテーション型ワークショップを基本に実施

【主なコンサルティング実績】

年次経営計画の作成。コスト削減計画作成・実施。適正在庫水準のコントロール・指導を遂行。人事総務部門では、インセンティブプログラムの開発・実施、人事評価システムの考案。リストラクチャリングの実施。サプライチェーン部門では、そのプロセス及びコスト構造の改善。ERPの導入に際しては、プロジェクトリーダーを務め、導入期限内にその導入。組織全般の企業風土・文化の改革を行う。

【主な講演実績】

産業構造変革時代に求められる人材
外資系企業で働くということ
外資系企業へのアプローチ
異文化理解力
経営の志
商いは感動だ!
品質は、タダで手に入る
利益は、タダで手に入る
共生の時代を創る-点から面へ、そして主流へ
幸せのコミュニケーション
古典に学ぶ人生
古典に学ぶ経営
論語と経営
論語と人生
安岡正篤先生から学んだこと
素読のすすめ
経営の突破口は儒学にあり
実践行動学として儒学に学ぶ!~今ここに美しく生きるために~
何のためにいきるのか~一人の女性の死を見つめて~
縁により縁に生きる
縁に生かされて~人は生きているのではなく生かされているのだ!~
看取ることによって手渡されるいのちのバトン
など