君主の頭脳

皆さんこんにちは!

Before you are a leader, success is all about growing yourself. When you become a leader, success is all about growing others.
リーダーになる前の成功とは、自分自身を成長させることである。リーダーになったならば、成功とは他人を育てることである。
ジョン・フランシス・“ジャック”・ウェルチ・ジュニア(John Francis “Jack” Welch Jr.、アメリカの実業家。元米ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者)

子を見れば親が分かる、という言葉がある。同様に企業や組織では、部下を見ればその上司の程度が分かり、会社が分かり、さらには経営者の程度が分かる、と言う。

家庭について言及するならば、立派な佇まいに住み一流と言われている企業に勤めている親を持ちながらも、子供が非行に走る例がある。反対に平均的な生活、あるいは貧しい生活をしていても心優しい子供がいる。どこからその違いは来るのであろうか。それは、確実に親の子に対する接し方、ひいて言えば親の人生哲学、程度だと言えるであろう。

また、企業で言えば、大企業、一流企業と世間で言われる企業が、お客様あっての企業にも関わらず、大口のお客様は大切にするが小口のお客様にはあまり関心を払わないということがある。その一方、街の中の本当に小さな商店の中に、その店先に立つ店員さんがどんなお客様にも親切にモノやサービスを販売しているところがある。この違いは、本人の意識姿勢もあるであろうが、結局はその経営者の考え方の現れだといえるであろう。どちらが永い目で見たら、繁盛するであろうか。

ある地方都市の大型スーパーに入っている和菓子屋さんがある。その店は箱詰めしている間にお茶とお菓子を出してくれる。

亡き妻は、「私がそのお店にわざわざ買いに行くのは、60歳前後の女性販売員さんがとても親切で接客の感じがいいからついついまた会いたくて買いに行く。ご本人にこんなことをいったら叱られるかもしれないが、見た目は普通の年配のご婦人である。どちらかといえば話し上手というよりおとなしい感じかもしれない。

仕事柄(筆者注:研修講師)ついついどこが違うのか考えてしまうが、第一に面倒と思われることでもとても気持ちよく注文を受けてくれることである。どうせやるのなら笑顔で感じよく引き受けてくれたほうが、頼むほうもありがたく感じる。

次に感心したのは実に手際がいい。店の決まりで包装して待っていただく間にお茶とお菓子を出してくれる。初めて行ったときにはスーパーの中のお店なのにとそれだけでも以外で感心した。

そして、そのお茶と自社のお菓子を切ったものが『すっと』すぐに出てきて『只今お包みいたしますので、召し上がってお待ちください。』と実に問がいいのである。これをぐずぐず出すと、『お茶はいいから早く包んでくれ』といわれてしまう。

多分すぐにできるということは、日頃から段取りが良く準備されているということだと思う。仕事の成功のカギは準備の善し悪しが八割と言った人がいる。わが身を振り返り大いに感心した。」

その和菓子屋さんは、埼玉県川越市の「くらづくり本舗」という会社である。明治20年(1887年)創業である。同社のウェブサイトに社長のあいさつ文がある。

「くらづくり本舗は、人と自然と環境を大切にしながら、人との「ふれあい」「よろこび」「楽しさ」がつねに、創業の初心にかえり、お客様本位、品質本意、社会貢献を経営指針として、快い職場活気あふれる店舗づくりを心がけ、地域一番店を目指しております。くらづくり本舗は、ふるさと川越を愛しむ心を大切にして、和菓子を通じ心の懐かしさ、やすらぎを求め、誰からも愛される和菓子の老舗として、精進してまいります。」

実に、店舗の販売スタッフに至るまで、考え方が行動面で行き届いている。

ニコロ・マキャヴェリ(15世紀~16世紀イタリア、政治学者・歴史家)は、次のように述べている。

「君主の頭脳の程度は、その宰相を見ればわかる。」

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投稿者プロフィール

市村 修一
市村 修一
【略 歴】
茨城県生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。
日米欧の企業、主に外資系企業でCFO、代表取締役社長を経験し、経営全般、経営戦略策定、人事、組織開発に深く関わる。その経験を活かし、激動の時代に卓越した人財の育成、組織開発の必要性が急務と痛感し独立。「創造・挑戦・変化」をキーワードに、日本企業、外資系企業と、幅広く人財・組織開発コンサルタントとして、特に、上級管理職育成、経営戦略策定、組織開発などの分野で研修、コンサルティング、講演活動等で活躍。

2005年11月、 約10年連れ添った最愛の妻をがんで5年間の闘病の後亡くす。長年実践研究を妻とともにしてきた「いきるとは?」「人間学」「レジリエンス」「グリーフケア」をさらに学際的に実践研究を推し進め、多数の素晴らしい成果が生まれてきた。
この成果を社会に還元し全ての人がIKIGAIをもって各自の人生を歩み、よりよい社会づくに貢献するために本事業を立ち上げる決意をする。

2021年4月20日 株式会社レジクスレイ設立 創業者兼CEOに就任

【専門領域】
●組織文化・風土改革  ●人材・組織開発、キャリア開発
●グローバル人財育成  ●異文化理解
●東洋哲学・思想(人間学、経営哲学、経営戦略) ●グリーフケア
●レジリエンス(精神的回復力)
【主な論文/プレス発表】
「仕事と脳力開発-挫折また挫折そして希望へ-」(城野経済研究所)
「英語教育と脳力開発-受験直前一ヶ月前の戦略・戦術」(城野経済研究所)
「国際派就職ガイド」(三修社)
「セミナーニュース(私立幼稚園を支援する)」(日本経営教育研究所)

研修・コンサルティング・講演実績

【主な研修実績】

グローバルビジネスコミュニケーションスキルアップ ●リーダーシップ ●コーチング●ファシリテーション ●ディベート ●プレゼンテーション ●問題解決
グローバルキャリアモデル構築と実践 ●キャリア・デザインセミナー ●創造性開発 ●情報収集分析 ●プロジェクトマネジメント研修他

※上記、いずれもファシリテーション型ワークショップを基本に実施

【主なコンサルティング実績】

年次経営計画の作成。コスト削減計画作成・実施。適正在庫水準のコントロール・指導を遂行。人事総務部門では、インセンティブプログラムの開発・実施、人事評価システムの考案。リストラクチャリングの実施。サプライチェーン部門では、そのプロセス及びコスト構造の改善。ERPの導入に際しては、プロジェクトリーダーを務め、導入期限内にその導入。組織全般の企業風土・文化の改革を行う。

【主な講演実績】

産業構造変革時代に求められる人材
外資系企業で働くということ
外資系企業へのアプローチ
異文化理解力
経営の志
商いは感動だ!
品質は、タダで手に入る
利益は、タダで手に入る
共生の時代を創る-点から面へ、そして主流へ
幸せのコミュニケーション
古典に学ぶ人生
古典に学ぶ経営
論語と経営
論語と人生
安岡正篤先生から学んだこと
素読のすすめ
経営の突破口は儒学にあり
実践行動学として儒学に学ぶ!~今ここに美しく生きるために~
何のためにいきるのか~一人の女性の死を見つめて~
縁により縁に生きる
縁に生かされて~人は生きているのではなく生かされているのだ!~
看取ることによって手渡されるいのちのバトン
など